店に入れない・・
とある相談者から、クリスマスの日に緊急連絡がありました。
「今デート中で、今から夜ご飯なんですが、何件か回ったのですが全部満席なんです。どうしたらいいでしょうか」
私「え、お店予約してなかったんですか?」
「はい、何個か候補あったのでいけば何とかなるかなと思いまして」
私「わお!(あれだけ言ったのに・・)」
という事がありました。何とかお店は見つかったのですが、この方は結局そのお相手とは駄目になってしまったという連絡を数日後にいただきました。結構好きな人だったらしく(クリスマスに食事行くくらいですから相手もそれなりに好意はあったのでしょう)かなり落ち込んでいました。
で、その時に
「そもそもなんで予約しなかったの?」
と聞くと、
「いや、昼から会う約束はしていたけど、はっきりと食事まで行くとはお互い決めていなかったからとりあえず候補は自分の中で作っておいたんですが予約まではしなかったんです」
ということでした。
予約してキャンセルするのはお店に申し訳ない、といういい人が裏目にでた結果でした。
今更説明するまでもないのですが、デートのお店は基本予約しましょう。
予約しない派の言い分については概ね以下の返しになります
・予約できない店だから
→そんな店にはいくべきではない
・お店を実際に見て決めたい
→事前にロケハンせよ
・どうにかなるでしょ
→どうにもならない
・ハプニングを楽しみたい
→ひとりで楽しめ(もしくは付き合ってから)
・キャンセルしたらお店に失礼
→相手にはもっと失礼なことしてる
これに関しては、どちらを当たり前だと思うか、という感覚の問題です。サラリーマンでも会社終わりにどっか空いている所で飲もう、とウロウロしがちな人は割と予約に対して面倒がる傾向がある気がします。
対策としては、普段から出来るだけ様々なことに対して予約をする癖をつけましょう。例えば小さなこと、パンを買うとして、パンを買う程度ですから大半の方は行ってみてあるものを買えばいいと思いますが、あえて予約をしてみる「明日の夕方にそちらに行こうとおもいますが、〇〇ぱん取り置きできますか?」と電話一本入れる、出来る出来ないはどうでもいいのです、この事前に連絡を入れる癖をつけましょう。
癖さえつけば予約していない方が心配になります。
これ実は昔の私がそうでした。
その場しのぎでなんとかする、がモットーでしたので飲食店の予約はもちろんの事、旅行に行く際も「宿は現地いってから決める」と今から思えば訳の分からない行動をよくしていました。当時付き合っていた妻からすると信じられない行動ばかりだったようです。
それがある日、とある先輩で「予約しといて」「予約したか?」「手配できてる?」とやたら確認する人がいてその人と動いているととにかく段取りを決めて動くのを徹底していたのです。はじめは「めんどくせー」と思っていましたがいつのまにか自分もそうなっていました。その方が何かと上手く行くことが自分なりに分かったんだと思います。
つまり「縁があればなんとかなる」と思っていたことが「縁をつくることで安心してつながることが出来る」みたいな感じでしょうか。婚活も同じでどちらが上手く行くかは一目瞭然ですね。
ですのでこれは変えることが出来ますし変えるべき事項です。特に男性の皆さんはこれを徹底しましょう。
前出の彼も、これから必ずそうします!変わります!と最後言われていたので良い方向に変わるでしょう。
ちなみに食事に関して候補が複数ある場合は私は可能なら複数予約します。そして決めた段階で他を落としていくようにします。
良くやるのは、行きたい店と、雨が降った時の店(濡れないで行けるところ)両方抑えといてある程度天気が分かってきた時点でどちらかに決める、みたいな。あとは、イタリアンと中華両方取っておいて数日前に「どっちがいい?」ときいて決めたりもします。(こういう時に限って「寿司!」とか言われてしまうのですが・・)
キャンセルしたらお店に悪いという考えはもちろんあるので出来るだけ早い目に決めるようににはするのですが、婚活者や彼氏彼女が欲しい方は、それ以上にお相手をがっかりさせないことを優先すべきです。ですので決めた時点で予約はできるだけ複数しておく。そして、本当にいい人ならキャンセルした店はすいている別の日に再度行ってあげればよいのです。
良く男性が女性をリードしなさい、といわれますがその第一歩が「予約すること」「段取りを組むこと」です。
仕事でも段取り八分といいますが、事前準備に勝るものはありません。ひとつひとつの出逢いやデートの準備をしっかりすることがお相手に対しての最低限にして最大の愛情表現だと思ってやりましょう。
では本日も素敵な一日を。