なーんか、面白いことないかなー
と考えている人って多いのではないでしょうか?
実は私もそうです。でもそんなに面白いことは世の中には、日常生活の中にはありません。
でも、面白くできそうなこと、は実はたくさんあってそれを見て(見ようとして)「面白そう!」と感じて面白くしていく、これができる人は魅力的な人でもあります。
学校や仕事でも一緒で、面白い仕事や楽しい学校なんてのは本来なくて、面白くしたり楽しくしたりするのは自分なんですよね。
よく「仕事おもんないわ~」といやいや仕事に行く人いますが
もしそういう人が周りにいたら、
それ「お前がおもんないねん」と言ってあげてみてください。
けんかになっても知りませんが・・
これを一番実感したのが、若い時のパーティーやイベントでした。
企画書や提案書を書く際に
とにかく面白い企画を考えようと必死で色々と考えていたのですが
なかなかそういうものは出てきません。そんな時
「企画で面白いものを作るより、運営や進行で面白くしたら充分だよ」
と教えてくれた人がいました。
確かにどんなイベントでも運営や進行がダサいと企画も活きません。
ダサい会社のイベントは大体企画にこだわって運営は適当というのが
多いです。(運営にお金をかけなかったり、運営者に評価が低かったりすることが多い)故に、大抵は自画自賛のイベントになり周り(部下やお客様や取引先)には何とも言えない微妙な空気が流れます。
当時の私も、誰もやっていないような斬新な企画、誰もが思いつかないようなことを考えようとしていました。しかし、
その人曰く、
「大抵のことはもう誰かが考えている」
「でも、それをどうやるかで最後は決まるからね。」
そこでハッと気が付きました。
みんなが集まった時のゲームの定番「ビンゴ」でいうと
面白いビンゴゲームを考えるのではなく、ビンゴゲームをいかに面白く進行できるか、だ!
面白いビンゴを考えるあまり、複雑でルールの分かりにくいゲームになりかかていた、でもシンプルなゲームをいかに楽しく見せるか、ここに重きを置くことがコツなんだとわかりました。
これは後々結婚式の二次会のプロデュース業をやっていた時にとても役に立ちました。幹事さんは皆、新郎新婦に、そして来た人に喜んでもらおうと面白いゲーム企画をやろうとしていました。でもどうしても難しくなったり、一部の内輪にしか受けない内容になりがちでしたので、できるだけシンプルなゲームを組み合わせることをいつも提案していました。
凝ったビンゴゲームではなく、ビンゴ+クイズみたいな感じで。
景品も予算が限られるので新郎新婦の実家に不用品をもらいに行ってそれをエピソードとしてクイズに組み込んだりすることで十分に面白く盛り上がるゲームになります。一番のポイントはそれをだれが進行運営するか。運営を私のチームで行い、進行をプロのMCにすることで、大抵は皆様が喜んでくださる二次会になっていました。
これを恋愛に置き換えると、面白い・楽しいデートで考えるとわかり易いかもしれません。
ハードを面白くしたがる人が多いですが、面白いかどうかはソフトの問題、つまりあなたが面白がって楽しもうとすることが出来ているかが一番の問題なのです。
ディズニーランドやUSJは素晴らしく面白くて楽しい場所ですが、誰と行くかの方が大きいですよね。ディズニーというハードに頼るが故に、ソフトの部分がおざなりになる、だから初デートでディズニーに行くと別れる、みたいな説が出てくるのだと思います。
つまり、「面白そう!」と興味を持ち、「面白くなるためにはどうすればいいか?」を考え、「面白くなる」ように実行する。
また逆に、相手のデートプランを、つまらないと一刀両断するのではなく、まずは
「面白がってみる」その第一歩が
「面白そう!」と口に出してみることではないかと考えています。
そして、これを口癖にすることで、相手に興味を持っていることも伝わります。
お互いが「面白そう」と思いながら過ごす時間は本当に面白くなる可能性がありますし、同じ時間過ごすのならそう思った方がいいと思いませんか。
デートに限らず会話でも同じです。
初対面でも、例えば相手の趣味がコスプレだったとして
コスプレに全く興味がなくても
「あーそうなんだ」
「へー、僕全然興味ない」
「えー、面白そう!」
どの答え方が、次の話の展開において盛り上がるかは容易に想像できますよね。
特に会話が苦手という方は、実際に面白いかどうかではなく、面白がることから始めてみましょう。
そして、面白そうの後に続ける言葉、それが「教えて!」です。
<次回へ続く>