「妻に稼がれたら男のプライドが…」は昔の話。年収の考え方
婚活で女性の年収をどう考えるか
10月9日、ABEMAの『わたしとニュース』で、「令和の婚活では女性の年収が重視されつつある」という話題が取り上げられていました。
番組には、ある男性視聴者からこんな声が届いたそうです。
「自分よりパートナーに稼がれると、男としてのプライドが保てない」
これに対して弁護士の三輪記子さんは、「プライドを稼ぐことに結びつけるのは手放したほうがいい。年収ですべてが決まるなら、全男性が大谷翔平にならなきゃいけない」と笑いながら返していました。
思わず、「そのとおり」と声が出てしまいました。
大阪・和泉市、堺市、泉州エリアで30年以上、1,800組以上のご成婚を見てきた私の答えも、ほとんど同じです。今日は、婚活と年収、そして「男のプライド」について、相談室で実際にあったお話を交えて書いてみます。
データで見ると、成婚は「2人で稼ぐ」が当たり前
まずは少し数字の話から。
IBJが成婚した会員さん約1万9千人を分析したところ、2025年に成婚したカップルの81.8%が世帯年収1,000万円以上でした。一方で、会員さんの平均年収は男性が約587万円、女性が約333万円。つまり、夫ひとりの稼ぎで1,000万円に届くカップルは少数で、ほとんどは2人分を合わせてその数字になっています。
婚活中の男女への調査を見ても、相手の年収に「こだわらない」と答える男性は4割から6割。それに対して、女性で「こだわらない」と答えた人は、調査によって5%から16%ほどしかいません。
男性は、思っているほど女性の年収を気にしていません。そして実際の成婚は、2人で家計をつくる形がもう主流になっています。
お金があるから結婚する、という時代は終わりました
当相談室で、私がずっと会員様にお伝えしていることがあります。
「お金があるから結婚する」という時代は、もう終わったということです。
今は夫婦ともに働いて、夫婦ともに家事をする時代です。収入はもちろん大事ですし、あるに越したことはありません。ただ、それだけで結婚が決まることはありません。
女性の本音も、「年収は高いほうがいい。でも、それだけでは足りない」です。この後半を忘れてしまうと、婚活はなかなかうまくいきません。
「あなたがフォワードなら、誰が守るんですか?」
ひとり、ご紹介したい女性会員様がいます。
42歳の公務員の方で、年収は750万円。入会された当初は、「最低でも自分以上に稼いでいる男性を」と探していらっしゃいました。
気持ちはよく分かります。ご自分がしっかり働いてきたからこそ、相手にも同じくらいを求めたくなるんですよね。
でも、入会から2か月たった後の面談でこうお話ししました。
「結婚は、チームづくりです。あなたがフォワードで、お相手もフォワードだったら、どっちが守るんですか?」
この一言が、すっと腹に落ちたそうです。
そこから男性の見方が変わりました。最終的にご成婚されたのは、年収400万円に届かない男性です。ただ、残業がほとんどなく、家事が得意な方でした。
奥様が外でしっかり稼ぎ、ご主人が家のことをしっかり支える。お互いの得意なところを持ち寄ったチームです。おふたりは今も、とても幸せに暮らしていらっしゃいます。
高収入の女性会員様には、相手の年収そのものより、「この人と一緒になったら、世帯の収入はどれくらいで、どんな暮らしになるか」をイメージできる方を中心に選んでいただくようにしています。
年収に自信がない男性へ。300万円と300万円で600万円です
反対に、「自分の年収では相手にされない」と引け目を感じている男性もたくさんいらっしゃいます。
正直に言えば、年収は急には増えません。それでも、成婚していく男性はいます。そうした方がやっているのは、次の2つです。
ひとつは、将来のビジョンをきちんと持って、それを自分の言葉で語れるようにすること。
もうひとつは、年収以外のアピールポイントをしっかり伝えること。
この2つができると、女性はちゃんと見てくれます。そのうえで、「2人の収入を合わせれば、こんな生活ができる」とお相手にイメージしてもらえれば、成婚につながっていきます。
ただし、ひとつだけはっきりお伝えしておきます。目安として、年収300万円が最低ラインです。それを下回ると、正直なところ難しくなります。
300万円と300万円で、世帯年収は600万円。東京の一等地は別として、ここ泉州のあたりなら、金銭的には最低限の結婚生活は十分に成り立ちます。数字で見ると、「自分には無理だ」と思い込んでいたほど高い壁ではないんです。
お金や家事の話は、いつするのか
「お金や家事の分担は、交際何回目くらいで話せばいいですか?」
これは本当によく聞かれます。ネットを見ると「3回目のデートで」などと書かれていることもありますが、私はそんなに画一的なものではないと考えています。
仮交際のうちにすり合わせておいたほうがいいこともあれば、真剣交際に入ってから話し合うほうがいいこともあります。どのタイミングがいいかは、お相手との関係の進み方や、おふたりの性格によって変わります。
だからリライオンでは、交際の様子を伺いながら、その都度「今なら、この話をしてみましょう」とアドバイスしています。ひとりで悩んでタイミングを逃すより、仲人に相談してもらうほうがずっと早いですよ。
男のプライドは、たったひとつあればいい
最後に、「男のプライド」の話をさせてください。
私の考えは、男のプライドは基本的に要らない、です。
ただし、ひとつだけ持っていてほしいプライドがあります。それは、「何があっても妻を守る。いつでも妻の味方でいる」というプライドです。これさえあれば、他は要りません。
年収で妻に負けているかどうかなんて、夫婦の幸せには関係ありません。
私はよく、「男は孫悟空、女はお釈迦様」とお話しします。男性は思いきり飛び回ればいい。女性はそれを手のひらの上で、大きく包んであげればいい。そういう夫婦が、いちばんうまくいきます。
稼ぐ力で張り合うのではなく、お互いの役割を認め合う。それが、令和の結婚のいちばん自然な形だと思います。
年収のことで婚活に迷っている方へ
「自分のほうが稼いでいるから、相手にも同じくらいを求めてしまう」
「年収に自信がなくて、申し込むのをためらってしまう」
そう感じているなら、見直したいのは年収の数字ではなく、どんなチームをつくりたいか、のほうかもしれません。
どんな相手となら、どんな暮らしができるのか。結婚相談室リライオンでは、おひとりおひとりの状況に合わせて、一緒に考えていきます。
それをプロフィールに落とし込むことができるかどうかが出会えるお相手の質に関わってきます。
大阪・和泉市、堺市、泉州エリアを中心に、30年以上、1,800組以上のご成婚を見守ってきた相談室です。
年収のことで迷っている方こそ、まずは無料相談にお越しください。
※参考:ABEMA TIMES(2026年10月9日)、IBJ成婚データ(Forbes JAPAN 2026年5月15日掲載)、ツヴァイ「婚活中の職業・年収に関する意識調査」、iid「婚活意識調査2026」